ポリエチレンフラノエートとはなんぞや?
これからはぺふ「ペフボトル」 東洋紡、「ペット」を進化(朝日新聞 新田哲史2016年9月7日10時15分)
という見出しの朝日新聞の記事。
ポリエチレンテレフタラートの代替材料として、ポリエチレンフラノエート (PEF: polyethylenefuranoate) というのが新しいポリマーが商用化したとのこと。なんぞや、ということで調べてみると、ポリエチレングリコールと、2,5-ジフランカルボン酸の重合体とのこと。
従来のPETと比べ、食品の劣化の原因となる酸素のバリア能力が10倍程度高いそうだ。
もう一つの重要な点として、100%バイオ由来の原料で、このポリマーは合成できるということだ。
エチレングリコールはバイオマスの発酵により得られたエタノールを脱水してエチレンとしたのち、ジオール化することにより合成できる。
もう一つの原料の2,5-ジフランカルボン酸は、フルクトースの脱水(THF環の合成)、酸化により合成できる。
石油の枯渇が叫ばれる中で、代替となる炭素源としてバイオマスに光が当たって久しいですが、価格の面でなかなか石油原料にはかなわない。そのため、バイオ由来の材料は従来品の性能を超えていたり、強い売りがないとなかなか戦えない。
このPEFは、PETより高い酸素バリア能をもつということで、素晴らしい成果だと思います。価格はどの程度になるんでしょうか。
バイオマスに関しては、下記 urlに、非常によくまとまっていました。
バイオマス化学 “「石油化学」から「天然資源化学」へ”続編
という見出しの朝日新聞の記事。
ポリエチレンテレフタラートの代替材料として、ポリエチレンフラノエート (PEF: polyethylenefuranoate) というのが新しいポリマーが商用化したとのこと。なんぞや、ということで調べてみると、ポリエチレングリコールと、2,5-ジフランカルボン酸の重合体とのこと。
従来のPETと比べ、食品の劣化の原因となる酸素のバリア能力が10倍程度高いそうだ。
もう一つの重要な点として、100%バイオ由来の原料で、このポリマーは合成できるということだ。
エチレングリコールはバイオマスの発酵により得られたエタノールを脱水してエチレンとしたのち、ジオール化することにより合成できる。
もう一つの原料の2,5-ジフランカルボン酸は、フルクトースの脱水(THF環の合成)、酸化により合成できる。
石油の枯渇が叫ばれる中で、代替となる炭素源としてバイオマスに光が当たって久しいですが、価格の面でなかなか石油原料にはかなわない。そのため、バイオ由来の材料は従来品の性能を超えていたり、強い売りがないとなかなか戦えない。
このPEFは、PETより高い酸素バリア能をもつということで、素晴らしい成果だと思います。価格はどの程度になるんでしょうか。
バイオマスに関しては、下記 urlに、非常によくまとまっていました。
バイオマス化学 “「石油化学」から「天然資源化学」へ”続編
コメント
コメントを投稿