VNCサーバー設定の備忘録

私のところでは、Linuxの計算機を普段いる居室とは少し離れたところに置いて運用しています。大体の司令はコマンドラインから流せるようになってきましたが、それでも何かトラブルがあったときや、込み入ったInputファイルを作成する場合には、gaussviewから作るのがはかどります。

もう、使用している方には何の説明もいらないのですが、離れたところのコンピューターのデスクトップに直接アクセスできるVNC (Virtual Network Computing)は、めちゃくちゃ便利で作業がはかどります。

計算機の移転に伴って、VNC接続した際の画面サイズが極端に小さくなってしまい、設定変更に手間取ってしまったので備忘録
(VNCの画面サイズが大きくなりすぎると、マシン間の通信が遅くなってしまい、操作がもたついてしまうこともあるそうだ。)

参考サイト:
http://www.obenri.com/_vnc/vnc_server2.html
http://d.hatena.ne.jp/rdera/20090303/1236071478)

環境は、Mac –> Linux (redhat)です。

1. まず、rootから
[ ]# ps ax | grep vnc で、vnc 関係のプロセスをリストアップ
その後、killコマンドで vnc 関係のプロセスをシャットダウン (もっと望ましい方法があるとおもう。)
[ ]# kill xxxx  (xには適当な数字が入る)

2. [ ]# nano usr/bin/vncserver で、vncserverという名前のファイルを編集。(nanoでなくとも、viでもemacsでもよい)。

” geometry = ” の後ろが解像度なので、ここの設定を変更。保存してクローズ。

ここで、設定が変わったはずなのだが、設定が反映されない!
psで、プロセスを見ると、立ち上がっているvncは、確実にgeometryの設定がかわっているのだけれども。

そこでさらに、
3. [ ]# nano /etc/sysconfig/vncservers で、ファイルを編集。
中にはいろいろ書いてあるのだが、全て#でコメントアウトされている(読み込まれないようになっている)

# VNCSERVERS="2:myusername"
# VNCSERVERARGS[2]="-geometry 800x600 -nolisten tcp -nohttpd -localhost"

ここのところのシャープを削除。

VNCSERVERS="2:myusername"
VNCSERVERARGS[2]="-geometry 1980x1020 -nolisten tcp -nohttpd -localhost"

参考サイトでは、ちょっと違う変更の仕方をしていたのだけど、とりあえずシャープだけ外し、望みの解像度であった、1980x1020 を800x600と置換。

さらに、

[ ]# nano ~/.vnc/xstartup と打ち込んで、

xterm -geometry 80x24+10+10 -ls -title "$VNCDESKTOP Desktop" &
twm &

の部分を、

# xterm -geometry 80x24+10+10 -ls -title "$VNCDESKTOP Desktop" &
# twm &
gnome-session &

と、変更。こうすることで、twmの環境ではなく、gnomeの環境が立ち上がるようになる。
(ここの操作は、前にやっていたんだよな。)
一般ユーザーになってから、vncのパスワードを設定。

[ ]# exit
[ ]$ vncpasswd
Password: (適宜入力)
Verify: (再入力)

ここのpassは、アカウントのログインパスと同じにしておいた。多分それで良いのだと思うけど。

最後にvncサーバーを再度立ち上げ、macから接続すると、無事に大きな画面に。
[ ]$ vncserver










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