研究室の情報通信環境の整備

USBで、測定装置から自分のパソコンにデータを運ぶのが面倒くさい!
学生の時から、ずっと思ってました。
測定室と居室を行ったり来たりするのが嫌なんですよね。
また、装置マニュアルや器具の洗浄方法といった研究室の共有情報についても、簡便にみなさんがアクセスできる状態にあることが望ましい。

そこでこの度、測定装置とストレージ(NAS)を接続し、取ったデータを自動的にNASに同期することにしました。
測定装置はWi-Fi対応ではない古いもので、有線LANもつながっていなかったので、USBポートに入れるだけで無線でイントラにつなぐことにしました。
いずれもバッファローの装置です(回し者ではありません)。
最初は16Tくらいで行こうと思っていましたが、ほかの先生に相談したところ、年々ハードディスクの容量が上がるにつれて、コストパフォーマンスのよい容量が変わるとのアドバイスをいただきました。
確かに、16Tあるいは4Tモデルより、8Tモデルの方が容量あたりの価格が安い(2016/12現在)。
HDDの故障率は、3年目から高くなるということで、3年後あたりに容量が大きいものと買い換えたらいいや、ということで8Tモデルにしました。

普通のハードディスクと同じようにデータを記録するRAID0と、二重に記録することでハードディスクの故障に備えるRAID1(使える容量は半分の4Tに)モードのどちらにするか迷いましたが、生データは測定装置にあるのでRAID0にしました。


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無線LANの設定は、比較的あたらしいパソコンは簡単でしたが、古いものは少し手こずりました。
NASの方は、最初接続がなかなか設定がうまくいきませんでしたが、説明書にある通り、Web設定(NASNavigator2 からか、NASのIPアドレスをサファリに打ち込む)に行き、詳細設定→管理→初期化で、初期化を行うと繋がるようになりました。

その後はNASの中に、測定装置ごとのフォルダーを作って、測定装置にインストールしたNASNavigator2から、同期の設定を行うことで問題なく同期されるようになりました。

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